• 男心 花火大会

花火大会の日の告白

ある人に一目惚れして恋に落ちてから3ヶ月、あっという間に過ぎました。
このままじゃいつまで経っても告白することができずに、自滅してしまうに違いないと今までの自分の経験からそう感じていました。
でもどうにかしてこの夏の間には彼に告白できないかな・・・と思ってもいました。
その時はちょうど夏のお祭りの時期で、花火大会があったのでその日に告白しようと決めました。
彼だけを花火大会に誘って二人で行くのはまだ勇気がなかったので、友達に協力してもらって花火大会の途中で彼と二人きりにしてもらえるように頼みました。
そして恋愛成就マニュアルも参考にして、花火大会の告白のタイミングや花火大会デートのときのいろいろなことなどを、本番の花火大会の日に向けて準備していきました。
やっぱり浴衣が良いということなので、久し振りに浴衣を着て花火大会に向かいました。
彼や友達と待ち合わせ、花火がよく見える場所へと歩き出しました。
その場所へ行く途中で私と彼を二人きりにしてくれるという作戦です。
友達のおかげで作戦は上手くいき、私たちは二人きりになることができました。
でも、いざ二人きりになると何を話して良いのかわかりません。
彼は私に話しかけてきてくれるのに、上手く話せず下ばかり向いてしまいました。
その時、私は恋愛成就マニュアルに書いてあった会話術のことを思い出しました。
するとさっきまで緊張していた心がほどかれていき、彼と楽しく話すことができました。
そして私はその勢いで彼に告白しました。
話していた勢いで告白しましたが、タイミングは間違っていなかったようで、花火大会の騒音にかき消されることなく伝えることができました。
彼は驚いていましたが、私の目を見て、笑顔で「よろしく」と言ってくれました。
その瞬間は全く信じられませんでしたが、時間が経つにつれて実感が湧いてきました。
彼に私の思いが届いたのです。
その日は二人できれいな花火を見て、二人で手をつないで帰りました。
この夏の最高の思い出です。

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